板門店訪問記  
1994年に韓国を訪問した時に北朝鮮との境にある『板門店』を訪問しました。これはその時の記録です。時間や金額、連絡先等はその当時の物です。
訪 問 記 情 報 編 
(1)ツアーの予約 ツアーは大韓旅行社(KTB)が行っている物のみがあります。 申込みは以下の所で、遅くとも1日前までに申込み順に受付けます。 氏名・国籍・パスポート番号を伝える必要があります。
ホテルロッテ3F
チョースンホテル1F
ハイアットリージェンシー1F
ホテル新羅1F
コリアナホテル1F
総合観光案内センターB1
ホテルロッテワールド2F
TEL778−0150
TEL755−0207
TEL798−0681
TEL235−3731
TEL738−2930
TEL753−9870
TEL417−9034
(2)ツアーの費用 ツアーの費用は41、000ウォンです。これには昼食代が含まれています。   板門店にて緊急の会談や軍事作戦上の理由などにより昼食を終えてから共同警備区域内に入れなかった場合には25、400ウォンになります。
(3)出発時間 出発時間は11時でした。しかしガイドには時間の明記はなくその都度決定される物と思います。集合場所はホテルロッテで20分前までに 手続をします。パスポートは必携です。 コースの必要時間は往復を含め7時間です。
(4)参加条件 満10才以下の子どもは参加できません。
(5)署名する文書 アドバンスキャンプでブリーフィングの後に記載する誓約書の内容です。(下記に全文が)
(6)ツアーの詳細案内 ソウルの町の中の色々な所にある観光案内所に日本語のパンフレットがあります
(7)参加費用(補足) 私の場合はソウル到着時に思い立ち行こうと思いました。 日程が直前だったので現地の出迎えの会社に予約を頼みました。 『いっぱいだと思うが何とかしてみる』との事で依頼しましたが、手数料を含め、日本円で1万円(65、000ウォン)でした。
(8)おみやげ アドバンスキャンプ内では訪問記念品を買うことが出来ます。比較的安価に抑えてあるのは、なにか理由があるのでしょうか? 国連軍と同じ様なデザインの帽子(野球帽)は1000円以下です。


訪問者(見学者)宣言書(UNC REG 551-5)
統合警備地区への訪問者(見学者)は、下記を読み、そして署名する事を要求されます

1.板門店の統合警備地区の見物は、敵性地域への立ち入りを伴わない。 敵の行動(活動)によっては危害をうける又は死亡
 する可能性があります。
 統合警備区域は中立地域ですが、一方(南)は、国連軍の軍人により、他方(北)は北朝鮮の陸軍軍人によって、それぞれ
 分割警備されています。
 国連軍のゲストの皆様は、軍事境界線を越えて北朝鮮軍の管理する統合警備区域へ立ち入ることは許されていません。また、
 事変・事件を予期することはできませんので国連軍、アメリカ合衆国及び大韓民国は訪問者の安全を保障することはできま
  せんし、敵の行う行動に対し、責任を負うことはできません。

2.訪問者は下記事項に従わなければならない。
 a)国連軍軍人は、勤務時間外の服装として、軍種により規定された適切な軍服を着用する。訪問者は、国連軍の威厳を保持
  するに適切な私服を着用する。
 b)統合警備区域に立ち入る前に、各訪問者(軍人を含む)は、国連軍のゲストであることを証明する薄片のバッチを受取って
  ください。このゲストバッチは、外部から見える衣服の上部左側に付けなければならない。  このゲストバッチは、キャン
  プキティホークから出発する前に、返納されなければならない。
 c)北朝鮮軍人及び中華人民共和国義勇軍と、会話することを含んで、親しくすることや、交際することは、固く禁じられて
  いる。北朝鮮軍兵士、中華人民共和国義勇軍兵士は、次により識別できる。  
   (1)軍人・・・・・警備兵は、褐色又はくすんだ茶色の北朝鮮軍服で腕に赤色の腕章を装着、休戦軍事委員は、黄色の
           腕章を装着している。
   (2)報道関係者・・緑色の腕章を装着している
   (3)訪問者・・・・上部ポケットに緑の布片を装着している。
 d)訪問者は、北朝鮮側にとって、国連軍に対する宣伝材料となりうるような身振り表現等を謹む
 e)訪問者は見学の最初から最後までグループとして行動し、見学案内者の全ての指示に従うように。いかなる不平・苦情は
  キャンプキティホークに帰った後にうかがいます。
 f)火器、ナイフ等いかなる武器も統合警備地区に持込んではならない
 g)共産側支配下の地域及び建物(黄かっ色に塗色)には、いかなる理由があっても立ち入れない。統合警備地域内の国連軍
  の建物(青色に塗色)立ち入るには、事前に見学案内者により許可を得なければならない。
 h)いかなる時でも見学者は、部隊の進路に立ち止ったり遮ったりしてはならない。  会議室内の施設や装備をみだりに操作
  しない。統合警備区域内は、写真撮影が許可されているが、CKP#1(キャンプキティーホーク入口)からCKP#2(統合警備
  区域入口)の間の途中は禁止されている。
 i)若し、いかなる出来事が起きても、平静を保ち警護の者の指示に従わなければならない。
3.以上の事項に関するいかなる質問も、見学案内に聞きたださなければならない

DECLARATION(宣言)
私はこれを読み、理解し、そしてこの指導(指示)に従います。 私が未成年の家族を伴っている場合、この見学に際して、わたくしが責任を有する 未成年者を伴った場合、私のこのサインは彼等にとって、これらの指導(指示)を 承認することを意味する。
SIGNATURE(署名):__________ DATE(日付):_________